たぶろぐ

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資産運用に興味を持った自分が最初に読んだ本ー[難しいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください!]山崎元、大橋弘祐

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最近、資産運用やNISAなどよく耳にすることは多くないでしょうか。

私も2年くらい前に資産運用に興味を持ち、株式投資を始めました。

当時知識0の状態の私はそれまで株、投資=大損して破産というイメージがあり、そういったものには全く興味がありませんでした。

しかし、どんなに頑張っても大して増えない給料、そんな限られたお金の内だけで生活する人生でいいのかと不安になった私はFXでも初めて一発逆転でも狙おうかと考えていました。

まさしく、失敗する人間のコースですね(笑)

でも、さすがにいきなりFX口座開設をして大金をぶっこむほどの度胸はありませんでした。

当時の私はとりあえず資産運用の本を一冊読んで見ようかと手に取ったのが今回紹介すする「難しいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください!」です。

まさにこの本のタイトルは当時の私の気持ちを代弁したかのようなタイトルでした。

では、前置きが長くなりましたがこの著書の内容を紹介していきたいと思います。

 

  

読んだ感想

前置きでも書きましたが、私がこの本を手に取った理由がお金に対する不安からです。

あとは、当時就職3年目で寮暮らしかつ物欲がそこまでなかったことから、それなりにまとまったお金が貯まっていたのでこれを元手に何かできないかと思ったのも理由の一つです。

それまでは投資=ギャンブルという考えでした。しかしこの本を読んで見てまず分かったのが、資産運用は決してギャンブルではないということです。

正確には株式投資などはその人のやり方によってギャンブルにもなりますし、堅実な資産運用にもなり得ます。

資産運用の前に日本経済の先行き、どこに口座開設をすべきか、投資信託とは何かなど投資経験0の私にはまさに目から鱗な内容ばかりでした。

投資=怖いと思っている超初心者の為に書かれているのでFXや先物といった高リスク商品に誘導するようなことはせず、低リスクで堅実な運用方法のみ触れているのでとても良心的な内容です。

この本を読んでから投資は怖いどころか預金口座で眠らせておくのがもったいないと思うようになりました。

ただし、本著の内容は2015年に出版された当時の物で、一部古いものがありますので、金利や国の制度などといった情報には注意が必要です。

 

この本で学べる事

・資産運用の基本

・よりリスクを抑えた定期預金より有効な資産運用

・銀行の儲け方 銀行は敵なのか?

・証券口座の選び方

・投資信託とは何なのか

・資産運用以外に家は買うべきか、保険についてなど

・国が行っている制度について(NISAや確定拠出年金)

 

著者について

山崎元

東京大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、メルルリンチ証券など12回の転職を経て、現在は楽天証券経済研究所客員研究員と株式会社マイベンチマーク代表取締役を務めている。また、経済解説や資産運用を中心にメディア出演、執筆、講演会なども務めている。

 

大橋弘佑

大手通信会社の広報、マーケティング職を経て、作家及び編集者として活躍

 

本の内容を一部紹介

まず1万円だけ投資してみる

この本を読んで重要だと思ったことはとにかく早く行動してみることです。

それにあたってまずは1万円分この書籍でも紹介されている投資信託などを購入してみることです。

たった1万円?それじゃ儲からないんじゃないの? と思う方が大半かもしれませんがたしかに1万円だけじゃ儲かりません。

しかし重要なのが実際に投資してみることで得られる別の効果です。

本を読んだり、人に話を聞いているのと実際に購入してみるのとでは理解度が全然違います。

実際に購入してみることで経済の情報にアンテナが張られます。

人間は良くも悪くもお金のことになると必死になるものです。

実際に自分のお金を使うことで、経済のニュースなど今まで気にしてこなかったものに興味を持つようになり、特にアメリカの動きなど国内外で何かが起こるたびに株価はどうなったのか興味を持つようになります。

そして、損をしたときは特になぜ株価が下がったのかと調べ考えるようになり、知識が積みあがっていきます。

私も実際に投資をするまでは「日経平均?そんなの下がっても上がってもどうでもいいよw」という感じでした。

私は投資を初めて2年半ほどになりますが、初心者の内はお金の損益以上にそれによって得られる知識のほうが大きな成果だと感じています。

 

複利とは

複利は投資をするうえで重要な知識です。

アインシュタインも「人類最大の発明は複利」だと言っていたそうです。

まず、金利には「単利」と「複利」があります。

仮に100万円を年利5%で10年運用したとしましょう。

単利5%だと毎年100万の5%である5万円をもらえます。

これを10年だと50万の儲けです。

 

では複利だとどうでしょうか。

複利では100万の5%である5万円を単利とは違い受け取らずにそのまま次の年に繰り越します。

つまり一年目にでた利益である5万円を元金100万円に足して105万円として2年目に運用します。

すると年利5%なので2年目は105万に対する5%で5万2500円の利益が出ます。利益が1年目よりも2500円増えていますね。そしてその利益を更に次の年に繰り越していきます。

それを10年続けると

1年目 105万円

2年目 110万2500円

3年目 115万7625円

10年目 162万8895円

10年目には62万8895円と単利よりも大きな利益を得ることができます。

ちなみにこの複利は期間が長くなれば長くなるほど力を発揮します。

仮に20年で計算してみると単利の場合は100万円の利益に対して、複利では165万3298円と約65万円の差になります。

この複利こそ株式投資が儲かる根拠の一つと言っても良いでしょう。

 

NISAとは?

NISA制度とは1年間に120万円までの投資の利益に対する税金が5年間非課税になる制度です。

株や投資信託の利益には通常20.315%の税金かかりますが、NISA口座で売買したものに関しては税金がかかりません。

この120万円の枠は毎年新しく設定されるので、毎年120万円投資したとしたら5年間で合計600万分の投資ができることになります。

おそらく投資に興味を持ち始めた一般的な個人投資家であれば120万円の枠でも十分な額だと思いますのでフル活用しましょう。

この本が書かれた当時はありませんでしたが、現在はNISA以外にもつみたてNISAというものもあり、これは一部の投資信託限定で年間40万の非課税枠が設定され、20年間運用できるというものです。

私も過去にNISAとつみたてNISAについて書いたのでよろしければ読んで見てください。

NISAとつみたてNISAってどっちがいいの? 1年悩んだ末についに決断 - たぶろぐ

 

ただし、著者である山崎元さんはつみたて投資について否定的な意見を書かれているので、どちらがいいかは一度本著を読まれてから検討したほうがいいでしょう。

 

 

この本のおすすめポイント

・資産運用の基本的な考え方を学ぶことができる。

・リスクの高いものを一切勧めずに、投資信託など比較的初心者向けの物だけ扱っている

・投資信託を勧めるだけでなく、投資信託の99%はゴミだと切り捨て、良い投資信託の選び方を教えてくれる。

・資産運用だけでなく、年金・保険・持ち家などお金の使い方についても触れている。

・著者である二人の漫画に近い対話形式で書かれており、1ページ当たりの文字数も少ないため、本を読むのが苦手という方でもスラスラ読める。

 

まとめ

今回紹介したこの本は私が投資に興味を持った際に最初に読んだ本で、購入してよかったと思える内容でした。

投資に興味を持った人、投資をしてみようと思っている人の最初に読む一冊としておすすめな本です。きっと当時の私のように初心者であれば初心者であるほど得られるものは多いと思います。 

ちなみに現在私が読んだものとは別に図解版も出ているのでやはり文章が苦手という方や最新の情報を得たいという方はご検討ください。

 

現在amazonのkindle unlimitedでこの本を無料で読むことができます。

kindle unlimitedは月額980円で対象のkindle本が読み放題のサービスですが、登録後30日は無料となっています。

今回紹介したオリジナル版と図解版が両方対象になっているようなのでおすすめです。

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